扇面は、まさに小宇宙のような「持ち歩けるキャンバス」です。文化芸術を担った先人たちにより様々な趣向が凝らされてきました。末広がりの姿は、縁起物でもあります。「あおぐ」用途以外にも、結界やあいさつを表す意味合いがあるなど、日本人ならではの扇子づかいは奥深く、実に味わいのあるもの。我々現代人も、もっともっと楽しもうではありませんか!
扇面画は山崎満先生。生まれも育ちも港区芝。江戸の“鳶衆”を描くことをライフワークにされています。お若いころ、フランス、ベルギー、デンマークでの修行中に数々のケンカをこなした武勇伝は数知れず。この企画では、気さくに面白がって描いてくださいました。2013年の出雲大社平成の大遷宮に際して、出雲大社宮司第84代國造さまの肖像画をご担当されたと後あと伺い、そこでまたびっくり仰天。お目にかかるたびにいろんな驚きを下さる画伯です(笑)。この絵は、水彩のような繊細な透明感がありますが、「ウーン、油とか、いろいろ。」で描いてくださったそうです。
表裏両面に、控えめな小紋で地紋が入っています。紅白のおめでたい専用紙箱入りです。
Spec
サイズ:各:22.5cm(男女兼用サイズ)
素材:紙、竹、真鍮(要部分)
発送について
つくる人
新京清堂
扇面画:山崎満
企画・プロデュース:Y2