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和ろうそく大與、大西巧さんの場合

大西巧さんの場合

(撮影:金成基)

Q これは、なんですか?

― 京都でやった明倫茶会の待合の設えです。
明倫茶会というのは、京都芸術センターさんが主催して行う茶会で、
さまざまな分野で活躍する方々を席主に迎え、それぞれの個性でもてなす茶会です。
旧明倫小学校の茶室「明倫」を使って行われます。
http://www.kac.or.jp/program/3035/
 

Q 「こだわり」ポイントは?

― 大與版初釜の設えです。1月の茶会だったので、かなり神さまに媚び売ってる感じになってます。(笑)
こだわりは和ろうそく!と言いたいところですが、
どれもがすばらしいものばかりなので、全部です。
ちなみに、雲棚のお札は、愛宕山千日詣のお札。
火の神さまは、うちが一番大事にしなきゃいけない神様ですから。
うまいこと教壇を利用できました。
 

Q よかったことや、ジンクス、自慢話など

― 実はこの設えの中には、ひとつひとつに全部、僕にとってすごく近しい人がいて、
友達が作った注連縄でしょ、僕の結婚の際に有井さんからいただいた雲棚でしょ、毎年登る愛宕さんのお札でしょ、
大與100周年の際にいただいた神酒口でしょ、友達の竹職人がつくった青竹の花入れでしょ、お茶の先生からいただいた椿のお花…。
そして、僕がつくった櫨ろうそく。
こんなにたくさんのご縁をいただけていることほど、神さまに感謝しなければいけないことはありませんよね。
僕の一番の自慢です。もちろんお茶会も大成功でした!

  

 

大西巧

1979年生まれ。近江手造り和ろうそく大與四代目主人。和ろうそく職人。
2004年、実父の元で、和ろうそく職人の修行を始める。2011年、代表取締役に就任。
同年、ディレクター、デザイナーとして関わった「お米のろうそく」でグッドデザイン賞、グッドデザイン・中小企業庁長官賞を受賞。
2014年創業100周年を機に「灯と人を繋ぐ」コンセプトブランド・hitohito(ひとひと)を立ち上げ、暮らしの中の灯と人の関係や在り方を問い、発信している。

http://www.warousokudaiyo.com
https://vimeo.com/92291630

 
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櫨ろうそく 1匁 8本入り
櫨ろうそく0.5匁 24本入り
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