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ワン碗&ボーン 上出惠悟さん作

上出惠吾さん作、ワン碗とボーン

上出惠悟さんに作っていただいた、わんこ向けのお供え用トレイとボーンです。

愛犬(享年18)をなくして2年あまりがたちます。
食欲旺盛だった彼が、晩年、どんどんと食が細くなっていきました。
歯も衰え、飲み込む力も弱くなって。1人でごはんやお水もとれないように。
痴呆と老衰。
避けられぬ哀しみです。

彼の、お水を一生懸命に飲むときの音がたまらなく好きでした。

亡くなってから毎朝、彼にお水をお供えしています。
ずっと人間用のお猪口を使っていましたが、飲みにくいだろうなあと、しっくりきませんでした。

すごく小さなあのカタチがあればいいのに!
しかも、ステキなもの。

ここかしこのオリジナル商品企画のチャンスをいかして
上出惠悟さんにご相談しました。
惠悟さんは、上出長右衛門窯の6代目。
明治12年ご創業、成形から絵付けまですべてを行う九谷焼の名窯元です。
ご快諾いただき、ラグジュアリー、ファニー、スタンダードの3種を制作していただくことになりました。

左より、おともだち、花詰、赤絵さかな

上出長右衛門窯ワン碗

大変に愛おしい作品!
手にしてみると、それぞれ全てが、ラグジュアリーであり、ファニーであり、スタンダードであると感じます。
上出さんならではの感覚と手作業の妙、気持ちのあたたかさを、ポ~ンとくださいました。
なんと、上出さんは、わんこを飼ったことがないそうですが、
わたしがどうしてもこだわりたかった『リアルボーン』も再現してくださいました。
今、無性に犬が飼いたいとおっしゃってます。

ただお供えするのではなく、自分が愛着とこだわりをもったうつわを使うと、もっと気持ちが通じる気がします。

自分が食事する時のうつわは選ぶのに、仏器は選ばない?というか選べないのはさみしいですよね。

大変悲しいですが、亡くした愛犬の記憶は薄れていってしまいます。
自分の心の中でしか再会することができません。

すこしでも長く、すこしでも多く留めていたいから
毎日、ワン碗でお水をあげながら、自分の中の彼にお話しています。

本商品のショッピングページはコチラです
・おともだち
・花詰
・赤絵さかな

こんなふうに、作られています。


「上出長右衛門窯の工場」
2012/5min/撮影・編集:上出惠悟